標準の鉛バッテリーからリチウムバッテリーの置換を行い、問題なく運用ができることを確認できたので、次の段階へ移行。現状のキャンピングカーの使い方では200Ahで十分だけれども、今後可能になるであろう長期間の車旅を考えると、もう少し容量が欲しくなります。
・3way冷蔵庫のDCでの駆動時間を延ばしたい
・エアコンを夏に気兼ねなく使ってみたい。
搭載されている180Lの3way冷蔵庫は、12V駆動で170Wと通常のキャンピングカーに積まれているコンプレッサー型の冷蔵庫に比べて消費電力が大きく、200Ahのリチウムバッテリーといえども、一泊キャンプで午後の3時から翌日の11時まで約20時間滞在中、全てをDCで賄うことはできないので半分以上はLPガスで冷蔵庫を稼働させています。
これは、以前の鉛バッテリーの時も同じです。
LPガス充填は無制約にできる環境とはいえ、充填の手間は出来るだけ少ないほうが良いし、初期投資さえすればランニングコストが掛からないという点で、バッテリーでの稼働が好ましく思えます。
リチウムバッテリーに換装した際に組んだアルミフレームは、容量増加を見込んだ形にしているので、その最大容量で再構築していきます。

現状のリチウムバッテリーは樹脂シェルのものですが、スペースを最大限利用するために、アルミシェルのものを新たに導入します。

280Ah生セルを4直列3並列、3個のBMSとアクティブバランサーで組んで840Ahとします。

このスペースに4S3Pを押し込むと、シンプルさが失われて見た目が汚い・・・でも、凝り始めると終わらないので、そこは我慢して2段目にEBLを設置、

3段目には走行充電器RENOGY RBC50とエアコン用240Vインバーターを設置し、100Vインバーターはヒーターボイラーユニットの上にブリッジを渡して設置して完了。

発熱量の多いAC-DC充電器はこの狭い空間には置きたくないので、アンダーソンプラグに必要に応じた出力の外部充電器を接続するようにします。
530×300×400ほどの狭いスペースにぎゅうぎゅう詰めで、美しくないですが、まずは全ての機器を納めて機能させました。
「完璧を目指すよりまず終わらせろ」・・・・いい言葉です。
アクリル板やアルミ板を加工して、バランサーやBMSのステーを作りたい誘惑を押しとどめてくれます。
細かい所は、今後時間をかけて詰めていきます。