暖房配管の取り回し変更

ハイマー・エクシスのインテグラルモデルの暖房配管の配置は、車体前方左側リビングシート下の熱源(トルマコンビ6)から前方と後方に左右ずつ4本に分岐するのですが、後方は左右に分岐させるために1本は一度床下車外にでて、右側キッチンの床から車内に入り込む形になります。

もちろん、車外部分のバイパス経路は2重配管で断熱されており、手て触れても熱を感じさせることはありませんが、車外の長い配管はムダに感じます。

暖房機器本体から後方に長い7メートル前後の車体には左右独立の配管方法がよさそうですが、6メートル未満の車体には左側から1本で回した方が効率的。

特に、バイパスされた配管が床下から出てくるキッチン部分が暖まり過ぎるために、暖房使用時にキッチン引出しの食品を吊戸棚に避難させている現状もあり、配管経路の変更を施しました。

熱源からキッチンへ向かう車外バイパスを排して、後方は熱源から反時計回りで、U字型に1本の暖房経路にして末端がキッチン部分になるように変更します。

キッチン下のダクト配管

1・床下バイパスから 
2・後方ベッド・清水タンクシェル(凍結防止)へ 
3・エントランスドア横吹出し口 
4・キッチン窓下吹出し口 
5・グレータンクシェル(凍結防止)へ

1のバイパス部分を殺して、2から3へ直結。
これで、キッチン部分が暖まり過ぎる現状は解決できます。

上矢印がキッチンからリアベッドへのダクト
下が、車体左側配管から新たに延長したダクト

車体左側からリアベッド・キッチンへ回るようにTジョイントで接続し、暖房経路を再構築。

トルマコンビ本体から後方への吹出し口2本は1本に集合させて風圧を上げます。
同径なので倍にはなりませんが、リアベッド周りの暖かさが増した上に前方への風量も若干強くなる結果が得られました。

車外バイパスのダクトは今後、その中間に追加の軽油(もしくは灯油)FFヒーターを設置する際の温風の吸排気に使えそうです。