標準の95Ah鉛バッテリー2個をLiFePO4の840Ahサブバッテリーに置換して半年あまり、最近3つ並列した各ユニットの充放電にばらつきが出始め、2番目ユニットの充放電が他より明らかに低く、そのうちの2番セルだけにBALANCINGがかかるようになってきました。
原因は各セルを繋ぐバスバーのボルト緩みによるもので、2番ユニット・2番セルの不調は、不覚にもアルミ端子のネジ穴をなめたために特に緩みやすいことが要因です(試適の段階でも怪しかったので製造不良の可能性アリ)。

BMSを3個使用する4直列3並列構成は複雑になる反面、12セル個々の状態が確認できるのでこういった判断ができる利点があります。

BMSの数値でこうした兆候を把握していても、整備には狭いスペースに3層で構築した電装部分の最下層のバッテリーセルまでには走行充電器・インバーター・EBLを取り外す必要があり、自分で組んだメンテナンス性の悪い構造になかなか腰が上がらなかったことは確かです。

意を決して取り掛かると、やはり大半のボルトに1/4回転程の緩みがみられ、増し締めした後は3ユニットとも均等に充放電が行われるようになりました。
アルミフレームによる構築はセルの動揺によるバスバーの緩みは抑えきれず、やはり先人が行っていた通りにセルを木箱に納める方法が確実と感じています。
既製品ではないので色々なトラブルは起こりますが、自分で組んだ時の経験と知識で対処できる範囲であれば、これも趣味として楽しめばよいことです。