カセットトイレは小だけ使う派です。
これから寒くなると、夜中に暖房の効いた車内でサッと用を足せるのはとっても快適です。

カセットトイレに必修の消臭剤も、小だけなら添加量は少量で済みます。

消臭剤のボトルには温度別の添加量が明記されていますが、実際は外気温と車内温度の違いがあるので考慮が必要です。
欧州キャンピングカーは、リビングシートの後ろがシャワートイレルームというレイアウトが一般的です。
リビングシートの下には大きなスペースがあるので、清水タンクか、FFヒータボイラーや電装品が設置されることになります。

前車のアドリアキャブコンではこの部分にFFヒーターボイラーが設置されており、暖房の主配管が一番最初に通るのはトイレ部分でした。
カセットトイレの外部ハッチを開けると、カセットタンクのすぐそばに65mmダクトが配管されていて、そこからリアベット・ラゲッジルーム・ベッド前の床やキッチン部分に配管が回ります。
そのために冬はトイレ・シャワールームが一番暖房が効き、タオル等がよく乾く利点もありましたが、カセットタンクの内容物も加熱してしまうのが気になるところでした。
逆に夏はカーエアコンの冷気がウォークスルー床でこの部分まで流れ込んでいるので、タンクは意外と冷えることになります。
エクシスも同じFFヒーターボイラーのレイアウトですが、主配管はシャワーブースの床下と、床下車外をバイパスしてからキッチンへ向かうようになっており、トイレシャワールームへの配管は副配管なのでタンクの温度は室温以上には上がりません。
トイレ消臭剤の添加量を温度別の記載そのままに、冬は気温が低いから少なく夏は気温が高いから多めにというのは上記のことから意外と逆になることがあります。

そんなこともあって、トイレ薬液は温度を気にせずいつも同じ濃度としています。
カセットトイレは装備されていながら使っていないユーザーが多いようですが、一度使ってしまえばこれほど快適便利な装備はないので、勿体ないなと思います。
