3WAY冷蔵庫の冬支度

寒くなってくると、キャンピングカーには季節的な保守作業がでてきます。
その一つに吸収型3way冷蔵庫の外部ベント(通風口)のカバー装着があります。

圧縮型冷蔵庫が冷媒をコンプレッサで圧縮して循環させるのに対して、欧州キャンピングカーに搭載されることの多い吸収型3way冷蔵庫は、冷媒を含む吸収液をガスや電気で加熱することで冷媒を分離循環させます。
その熱源を含む熱交換器のある冷蔵庫背面は車外となり、効率よくドラフトを発生させる上下2つの通風口がキャンピングカー外装面に備わることになります。

冬場で外気温が8℃以下になる場合には、熱交換器が過度に冷却されないように通風口に冬用カバーを装着することが推奨され、夏場の32℃を超える外気温では熱交換器の放熱効率を上げることが重要になります。

Dometic AR-VKIT

という訳で、ウインターカバーの装着実例(まだ今期装着はしていません)です。

カバーはグリルの上に嵌めて2つのストッパーを回すだけと簡単。

このカバーは高圧洗浄機で洗車するときにも使っています。

吸収型冷蔵庫は外気温の影響を大きく受けて、寒すぎても暑すぎても効率が落ちる為に、実用的な冷却温度を保つためには色々と工夫が必要です。

一般的な圧縮型に比べて能力が劣る割に手間とエネルギーを使う吸収型ですが、これもキャンピングカーに乗っていなければ知らなかったことでもあり、趣味と割り切って楽しんでいます。