前車のキャブコンは、ロープロファイル型でしたが、手が届きにくいフロントウインドウ上のでっぱりに虫の死骸が付着しやすく、またキャブ部分のデュカト本体の凹凸も多いため細かい清掃箇所に手が掛かりました。
この辺は、国産・輸入車問わずキャブコンは似たり寄ったりで、デコラティブな部分や特に各パーツのシリコンコーキング部分の汚れは厄介なところです。
キャブ部分が無いフルコンはどのメーカーも凹凸が少なく、そのサイズは別として比較的洗車し易いと思います。

欧州車に多いパネル構造の場合、

各パネルを継ぎ合わせる為のパーツが外装面の角に出るのですが、ハイマーは屋根パネル辺縁を90度曲げて、壁パネルと断面同士でジョイント接合して内面から補強する方法をとっており、外面の接合部分はシリコンでは無くモールで隠されます。

断面接合で前後カウルとパネルを組み合わせますので、精度が要求される工法です。

また、フェンダー等の各パーツの精度が良ければコーティングで隙間を埋める必要は無く、均等な隙間はモールを介在させるだけで済みます。

外面に凹凸が無くスムーズで、シリコンコーティングが一切無いのもハイマーフルコンの特徴です。