ここ近年のフルコンはステーがサイドウインドウ上に支柱のある吊り下げ型が主流になっています。

エクシスiのそれも同じで、車体と合わせたシャープなオリジナルデザインで今のハイマーフルコンは全てこれを採用しています。
このサイドミラーはデュカト純正のそれよりも大型で、ヒーター付きの上下2面のミラーは電動(上のみ)で調整が可能です。

ネジ穴が隠蔽されたカバーを外すと、アルミ鋳造製の強固なフレームで作られていることがわかります。
ミラー位置が上であることと、運転席からの視点ではAピラーとミラーの間に隙間もあって右斜め前方の死角が少なく、大型のミラーで後方の視野も良好です。

前車のアドリアキャブコンにはアラウンドビューモニターが標準装備で、キャンピングカーには必需品だと思っていたのですが、エクシスi474に試乗した際に、このサイドミラーの視野を見てアラウンドビューは必要無いと感じた程です。

車体真後ろはハイマウントストップランプ一体型広狭角デュアルカメラ、前方と左斜め部分は車検用カメラの画像をモニター4分割画面で電視的に補います。
それでも、左右サイドウインドウより少し後ろは死角となるので、ダッシュボードに補助ミラーを設置して補います。

この部分もカメラ+モニターを用意していたのですが、天体望遠鏡もしかり、電視よりも眼視派なのかミラーの方が安心できるようです。
使っているのは、HerbertRichter ブラインドスポットミラー Type-A(廃盤)。

Richterの製品は安価で素材もプラスティックですが、デザインや材質とシボのテクスチャが良くて以前から使っています。
本来はサイドミラーに取り付ける製品を、マグネットスマホホルダーを支柱にしてダッシュボードにつけていますが、この位置がなかなか絶妙で死角を補ってくれています。