FIATデュカトはFF駆動なので、キャブ部分より後ろの自由度が高いです。シャシーメーカーのAL-KOへのデュカトの納品の仕方を見ると、とてもよく分かります。

エクシスはFIATシャシーをAL-KOライトシャシーに換装しています。
3500kgライトシャシーが標準ですが、504以外は3650kgシャシーや4500kgMAXIシャシーをOP選択できます。(日本仕様は504以外は3650Kgシャシーが標準装備)

エクシス-i504のホイールベースは330cmと短く、これは他のFIATシャシーを使う599cmクラスのキャブコンやフルコンの345cmよりも小さな値です。
その15cmの差は、実はラゲッジルームの床に現れます。
既成の345cmFIATシャシーでは全長599cmの場合、シャシー後端のリーフサスペンションのシャックル部分がラゲッジルーム床に飛び出るので、これを覆う分床が狭くなります

この部分が

荷室に出るので、床がフラットになりません。

AL-KOシャシーはトーションバーサスペンションで、後軸後ろにサスペンション構造が無いためにフレームに自由度があり、その結果フラットなラゲッジルーム床にできるのも、AL-KOフレームの利点です。

同じ599cmクラスでも広々としたラゲッジルームが特徴のエクシスには、ロードバイクが2台前輪を外さずにそのまま格納できます。
