エクシスi-504には6メートル以下の車体には大きめの、6kWのヒーター・ボイラーが装備されています。

Truma Combiはヒーター兼ボイラーで暖房と給湯を同時に行いますが、本体には10Lのタンクが内蔵されており、暖房が要らない時期は給湯機能だけの利用も可能です。
欧州キャンピングカーの例にもれず、エクシスもLPガス仕様が標準装備されています。
その場しのぎの行政の為に持ち込み充填が難しいLPガス仕様ですが、居住地はプロパンガス利用が多く、自宅と仕事場も同じガス会社なので充填営業所にもっていけば問題なく充填してもらえます。

LPガスは充填に関する問題さえクリアできるならば、暖房に温水・加熱に冷蔵とこれ一つで、カセットガスに比べて低温にも強いプロパンガスはキャンピングカーにとって良い熱源だと思います。
FFヒーターでも、軽油仕様の様な煤や燃料詰りが無いので、オーバーホールや夏季のメンテナンス運転が要らず、燃料ポンプ音も無い上に燃焼音も静かと良い点が多いです。
軽油仕様は燃料を使用するために、単に燃焼して暖を取るヒーターにとっては不純物が多く(冬場の軽油は特に)、煤が溜まることで不完全燃焼や着火不良を起こすので定期的な分解清掃が必要です。
また、軽油が燃料系統に長く留まっていると詰まりの原因となるので、暖房を使わない夏季のメンテナンス運転が欠かせません。
LGガスや都市ガスを使ったガスファンヒーターは家庭でも使われており、こういった面倒なメンテナンスが不要なことは周知のとおり。
充填の心配が無い事から、ガス消費量に気兼ねせず冬場の1泊キャンプでは半日以上暖房を使うために、5、6回程キャンプに行けば8Kgボンベが2本空になります。
そのため、3本の8Kgボンベを順次交換して2本空いたら都度充填して運用しています。

今は長くても4泊程度の車旅しかできないのでLPGで十分ですが、長期間の車旅が出来る頃には軽油の熱源も考えなければならないかもしれません。