今のエクシスの車検証車重は2880Kg、これはメーカーの出している数値とほぼ同一です。

●エンジン150HPと180HPの重量差+11.5Kg・ MTミッションとセミATは+17Kg
●Mass in running order(MIRO)はドライバー75Kg一人と燃料満タン含む質量
車検証重量が正しいことは、清掃工場での車重計測で確認済みです。
ハイマーに限らず、欧州キャンピングメーカーは、カタログに正確な車重とオプションパーツの重量を表記しています。

これは、プライスリスト(英国・£)の一部ですが、右端にエンジンの重量差からオーニング、ステレオまで細かく質量を記載しており、車両重量がオーダーの段階で把握できるようになっています。

欧州は、普通車免許(B)に3.5tの車両総重量制限があり、キャンピングカーが車重の検問を受けている画像を見たこともあるので、車重にシビアなのかもしれません。
勿論、自車の車両重量を正確に把握することは、どの位の荷物が安全に載せられるかを判断するのに大切なことです。
うちの場合は夫婦二人と清水満タン、荷物を載せても3200kgに満たない程度なので、最大積載量の3500Kgには大きなマージンが残ります。
また、休日の足としての普段使いが多いので、クルマ軽量至上主義により清水タンクは空でキャンプ用品等の積載物も最小限で、さらに燃料が少ない状態で一人で乗ると、車が軽い「ドンガラ」な走行感となります。
注)ドンガラとは、軽量化のために不要なリヤの内装を取っ払い、鉄板がほぼ剥き出しの状態になった車体のことをいう。
エクシスには最大749cmのモデルがあり、ホイールベースは1100mmも長く、3.5tのAL-KOライトシャシーでサスペンション構成も同じですが、車両重量はうちの504とは230Kg差があります(149cmも長くて価格差は僅か90万円)。

そんな大きなモデルにも対応するサスペンションと、短いホイールベースも相まって、積載物の無い状態では路面の凹凸を拾いすぎて固く跳ねる感じで、実のところ乗り心地と高速直進安定性に難があります(個人的にはライトウエイト車的で好きですが)。
しかし、燃料と清水を満タンにすると、こういった感じは無くなりサスペンションが仕事をしているしっとりと落ち着いた乗り心地となります。
車重差を考えると、これが699cm以上のモデルが無積載での乗り心地で、本来のHymer Exsisなのだと思います。
クルマは軽いほうが良いという考えを持っていますが、エクシスに関して言えばある程度重量があった方が走行安定性や乗り心地が良くなるので、要らないものは載せませんが、必要以上のクルマ軽量至上主義にこだわらなくても良いようです。