サブバッテリーのリチウム化・その2

仮接続試験でサブバッテリーを完全にリチウム化する目途が付いたので、実際に組み換えてみます。

パッケージ本体質量30kgのうち10Kgはケースが占めており、中の生セル自体は20Kg程なので現行の95Ah×2の鉛バッテリーと置き換えるにあたり、このケースは排して中身の生セルと別途BMSでシステムを組むことに。

リビングシート下にあるSCHAUDT社EBLとAC-DC充電器、95Ah鉛バッテリー2個を取り外し、できたこのスペースにアルミフレームを組んで二階建てで納めてみます。

画像左のヒートシンク基盤はパッケージ製品のパッシブバランサーで、その下に200Ahの生セル4直列を設置。

右下1層目にEBL、その上の2層目に走行充電器を設置し、EBLに入ってきていたスターターバッテリーコードは走行充電器へ接続。
EBLの充電機能のヒューズは抜いて、EBLは配電盤の機能のみとなります。
冷蔵庫の電源は走行時はスターターバッテリー側回路から供給されるし、停車時のサブバッテリーからの供給、外部電源接続時にはAC電源の利用もできることは変わらない。

3way冷蔵庫DC駆動、室内灯全灯、ヒーター稼働、水ポンプ作動時の出力状態。

走行充電はカタログ値通り50Aの入力が得られ、BMSによる過充電・過放電も制御できて明確な数値で状態把握できるので、鉛バッテリーより安心して使える感じです。